統合失調症だった私の叔母の話 ①病気を発症した時

娘が生まれてからよく手伝いに来てくれる叔母のことを書いていこうと思います

もう18年くらい前の話ですが

私の母の姉、つまり私の叔母にあたるのですが

叔母は統合失調症になりました

 

発症の原因はストレス

叔母は結婚しておらず祖父が亡くなってからは祖母と同居していました。

祖母は祖父が亡くなってから痴呆がひどくなり、化粧水を飲んだり、徘徊したりととても大変でした。

そんな祖母を叔母は仕事をしながら一人で家で看ていました。

叔母は保育士だったのですが、同期の中での一番の出世頭で職場でもたくさんの仕事を請け負っていたそうです。

 

周りの人からどんなに言われても祖母を施設に入れることなく一人で見ていたのですがだんだんと限界が近づいていました。

 

見かねた母が祖母を施設に入れようとするも空きがなくすぐに入ることができませんでした。

なので少しの間祖母と叔母が私たちの家に来て一緒に住んでいました。

 

祖母は結局施設に入ることができたのですが、その頃にはもう叔母はおかしくなっていました。

 

食事の時、何かを準備するでもなくただ椅子に座ってどこかを眺めている

眺めているだけかと思ったら足をどんどんと大きな音を立てて貧乏ゆすりを始める

焼肉をしたときは野菜をホットプレートに置くだけでいいのにいちいちたれをつけて焼こうとする等今までしたことがない強いこだわりが出てくる

 

他にも今までしなかった行動をとるようになります

そして1つの行動を繰り返します

貧乏ゆすりは音が本当にうるさかったので、みんなで「おばちゃんやめて」と言っていました

言った直後はやめてくれるのですが、すぐに貧乏ゆすりを再開します

 

周りに統合失調症の人がいなかったのでこれがどれほどおかしなことかわかりませんでした

そしてついにおばちゃんの症状がマックスになる時が来ます

 

ある夜、おばちゃんが急にスマップの世界に一つだけの花を大声で歌い始めました

その頃流行っていて保育園でも歌っていたからだと思います

 

その隣の部屋で私たち子供3人と母はいつも寝ていたのですが、とても寝れる状態ではありませんでした

 

その後も保育園で歌っている童謡を大声で歌ったり踊ったり

 

母に「今日は2階のお父さん部屋で、お父さんと一緒に寝なさい」と言われ移動しようとすると

隣の部屋の叔母から「動いてはいけません!そこで寝なさい!」と大声で怒られました

私は怖くなって動けませんでした。

でも母に「いーから早く行きなさい」と言われどーにか父のところへ移動することができました。

 

その夜、怖かったけど私はどうにか寝ることができました

ただ、母は叔母が何をするのか分からないので一晩中起きて叔母を監視していたそうです

そして翌日、精神病院に叔母を連れていくことになります

 

長くなったので続きはまた明日書こうと思います