統合失調症だった私の叔母の話 ④薬を飲み忘れ症状が悪化

叔母が一人暮らしを始めて2カ月ほど過ぎたころ

また叔母の様子がおかしくなりました

 

叔母が自分で家に救急車を呼んだのです

 

でも何か怪我をしたわけではありません

ただ呼んだのです

なぜ呼んだのか自分でも理解できていませんでした

 

そしてまたあの大きな音を立てる貧乏ゆすりが始まりました

もう2回目なので家族全員が叔母の異変に気付きました

 

叔母に合った薬に出会い、元の叔母に戻りかけていたのになぜこんなことになったのか

原因は叔母の薬の飲み忘れ

2日ほど飲み忘れたそうです

そのたった2日で叔母はまた病気だった時の叔母に戻ってしまいました

 

そしてまた入院し前より長く入院し退院

そして今に至ります

 

退院後もまた一人暮らしをしていますが、何もなかったかと言われればウソになります

大変なことがありました

でもそれはまた今度書こうと思います

 

2回入院したことで前の叔母に戻れたかというと、戻ることはできませんでした

最初に入院した時に合っていた薬は1度おかしくなるともう使えなくなるそうです

なので別の薬を飲んでいるのですが、それは前より効果はなく

話が合わなかったり、同じことを何回も言ったり、話を聞いていなかったりと一緒にいると疲れることがあります

ただ、叫んだり貧乏ゆすりしたりとかそんな行動はありません

 

症状がひどかった時の叔母を知らない夫に叔母はちょっとおかしいからと伝えていますが、夫はとくに気になることはないようです

よくいるおばちゃんだと思ってくれています

 

昔の優しいおばちゃんを知っている人間からすると、前とは別人で違和感しかありませんが昔を知らない人からすると特に問題ないようです

 

統合失調症になるほど精神的に追い詰められていたことに誰も気づいてあげられなかった

それがいけなかったのだと思います

まだ小学生で何も分からなかったので仕方がないのかもしれませんが

周りにストレスで疲れている人がいたら休むよう勧めています

一度壊れてしまったら元に戻るのは大変です

壊れる前に休むことが大切だと思います