切迫早産入院8日目。無理やり退院!!約1週間の入院費用は、、、
切迫早産入院8日目。
この日が入院生活で1番最悪な日でした。
午前1時ごろ、真向いの16歳の女の子の点滴アラーム音で目が覚めました。
またか、と思い目が覚めたついでにトイレに行きました。
いつもはトイレから帰ってくる頃には看護師さんが来てアラームを消してくれるのですが、この時は帰ってきても看護師さんは来ていませんでした。
今回は遅いな。
と思いながら看護師さんを待っていたのですが、5分・10分経っても一向に来る気配がありません。
同室のもう一人の人もアラーム音で起こされてトイレに行っていました。
ずーっと鳴り響くアラーム音に限界が来て、入院してから初めてナースコールしました。
「部屋のどっかからアラーム音がずっと聞こえてます。来てもらえませんか。」
すると看護師さんはすぐに来てくれ、音は止みました。
アラーム音はやはり16歳の子の音でしたが、どうやら本人は自分のアラームが鳴っていることに気付かず寝ていたようでした。
看護師さん呼んでなかったんだ、もっと早くに呼べばよかった。
そんな後悔をしながらもう一度眠りにつこうとしても
何分も鳴り響いていたアラーム音が耳から離れず、頭痛がしてきて寝ることができませんでした。
私はもともと頭痛持ちで、病院から頭痛止めのカロナールを貰っていたのですが、ちょうどきらしていたので午前4時ごろでしたがナースセンターに行って貰うことにしました。
看護師さんに頭痛がひどくて眠れないので薬が欲しいと言うと、別の看護師と私のカルテを見ながら何か相談を始めました。
しばらくして、「今は先生がいないから、先生の判断がないと薬は渡せない。」と言われました。
以前貰ったことのある薬なのになんで貰えないんだろう。
病院にいるのにすぐに対応してもらえないなんて、入院している意味がない。
この時に退院することを決めました。
部屋に戻ろうとすると、看護師に大丈夫?と聞かれたので
「大丈夫じゃないです。でも薬はもらえないんですよね。」とだけ言って部屋に戻りました。
部屋に戻ってもやはり頭痛はひどく、入院を続けることにもう限界を感じて朝4時30分頃でしたが辛すぎて夫に電話をかけました。
夫はすぐに電話に出てくれて、泣きながら入院生活への限界を訴える私に夫もこれ以上の入院はよくないから今日退院しようと言ってくれました。
午前7時になり、看護師が毎朝の回診に来ました。
その時に先生がさっき来て確認が取れたからと痛み止めの薬をくれたのですが、
「この薬以前にも飲んだことがあるんですね」と言ってきました。
飲んだことがあるからさっき貰いに行ったのに。
看護師2人で私のカルテ見てたでしょ。カルテに書いてあったでしょ。
絶対退院してやる。と思いました。
この時は怒りしかなかったです。
8時から夫を含めた診察が始まりました。
先生は夫にも私と同じ説明をしました。
「まだ妊娠7か月で今生まれてしまうと内臓も出来上がってないから、障害を持った子が生まれてくるかもしれない。すぐにでも24時間点滴をするべき。」
でも夫は入院生活で私の精神がもう限界なこと。私の実家が近いので実家で安静にすることができることを伝えてくれました。
しかし先生は入院を勧めてきます。
私たち2人が渋っていると
「もう一度よく考えて、それから結果を教えてください。」と言われ診察は終わりました。
診察が終わり、もう一度夫と話しましたが退院することで意見は固まっていました。
退院した後は、夫は仕事で平日家にいないので実家に帰ろうと思っていました。
母も私の家でなく実家に帰るなら退院してもいいと言っていたので。
いちお退院しようと思うことを母に電話しました。
すると母は「え、帰ってくるの?何かあった時にすぐに対応してもらえるから入院していてもらった方が安心なんだけど。」と退院することに反対してきました。
前の話と違うじゃん。入院生活はもう限界なんだよ。
と母に必死で訴えました。
私が辛いのは理解してくれていたので最終的には「自分たちで決めなさい。こっちに帰ってくるならそれでいいから。」と言ってくれました。
退院決定!!!
さっそく看護師さんに退院することを伝えると、先生に確認してくると言われ待たされました。
まさかダメって言われるのかな
と思いながら待っていると、看護師さんが帰ってきて
「先生は入院するべきだと言っているけど、さっき退院することのリスクは説明したし、それでも退院したいというなら仕方ない。と言っている」と伝えられました。
かなり脅された感じもしましたが、退院する意志は揺らぎませんでした。
そしてお昼ご飯を食べてから午後1時に退院することが決まりました。
夫には1度家に帰ってもらい、私は退院に向けて荷物の片づけを始めました。
もうこんなところにはいられない。早く帰りたい。
ものすごい勢いで片づけました。
片づけをしていると看護師さんが入院費用の書かれた紙を持ってきました。
入院生活8日で入院費用74,460円!
高っか!!!1週間でこの料金だと2か月も入院することになってたらとんでもないことになってた!
まだ高額医療費の手続きが終わっていなかったので、免除される前の金額になっていました。
私が入院していた病院はクレジットカードが使えず現金払いのみなので、夫に迎えに来るときにお金を下して持ってきてとお願いしました。
片付けも終わり、お昼ご飯も早急に食べ終えすぐに夫に迎えに来てもらいました。
1週間しか入院していませんでしたがものすごい荷物の量でした。
そして8日ぶりに我が家に帰ることができました!!!
帰ってまずしたこと、、、それはお風呂!!!
8日間入院して、シャンプーは3日に1回の計2回してもらいましたが、シャワーは1度も許可されませんでした。
なので帰ってすぐ、荷ほどきもせずまずお風呂に入りました。
毎日お風呂に入れるのってとても幸せなことなんだなとしみじみと感じました。
この日は夫の仕事は休みだったのでとりあえず家で過ごし、次の日から実家に帰ることになりました。
これでやっと入院生活から解放されました。
入院はとても辛かったです。
入院せず、元気でいられることがどれだけありがたいことかを改めて考えるいい機会になりました。
妊娠・出産中はどんなことが起こるかわかりません。
気にしすぎなんてことはありません。
妊娠中はとくに気を付けて過ごしましょう。