私の出産体験その2 病院に着き破水するまで①

午後4時ごろ病院に着きました。

午後1時頃には陣痛が始まっていたと思うので、この時すでに陣痛が始まってから3時間が経っていました。

 

私は先に分娩室に入り病院が用意したワンピースに着替えました。

この時すでにワンピースの下はブラジャーと産褥ショーツになっていました。

 

病院に着いてからも痛みは確実に増してきています。

最初の生理痛のような痛みから比べればだいたい3倍ほど。

一番重い生理痛をちょっと超えるくらいの痛みでした。

 

お腹の痛みはそれくらいだったのですが、私の場合は両足の太もものにある筋も陣痛のたびに痛くなっていました。

ちょうど太ももに手を置いたくらいの場所です。

正直お腹よりも太もものほうが痛かったです。

 

看護師さんに聞くと、子宮口の近くに足の神経が通っているところがあり、赤ちゃんが出てこようとするたびにそこに頭が当たっているせいかもしれないと言われました。

 

横にそれずにまっすぐ出てきてよ!とこの時は思いました。

この痛みは出産が終わるまで続きました。

 

私は先に分娩室に入ったのですが、夫はコロナのせいで直前にコロナの抗原検査で陰性が証明されないと分娩室に入ることができないので受付で私が用意していた抗原検査をしていました。

 

だいたい15分で検査が終わるはずなのにしばらく経っても夫は来ません。

1人で痛みに耐えていて心細かったので早く来てほしかったのですが

看護師さんから「夫が私が用意した抗原検査に失敗し、病院が用意した30分かかる抗原検査をさっき始めた。」と報告がありました。

夫にLINEしてみると、どうやら私の陣痛に耐える姿をみてやはりパニックになっていたらしく、早く検査を終わらせないといけないという焦りもあり検査に必要な液体を盛大にこぼしてしまった。とのことでした。

大きなお腹でわざわざ抗原検査薬を買いに行ったのが無駄になりました。

 

それから30分後検査を終えた夫がやっと分娩室に入ってきました。

それと同じくらいの時間に母が実家から私の入院セットを持ってきてくれました。

 

母は私を含め3人産んでいますがすべて帝王切開で出産しているので陣痛を経験したことがなく、私が痛みに耐えている姿は見ることができないと言って受付で夫に荷物を渡すと早々に帰っていきました。

前からこうすると聞いていたので、これからのことは母にはLINEで連絡することにしました。

母は私の入院セットと一緒にセブンで買ったお菓子も持ってきてくれていました。

これがすごく助かりました。

 

母が持ってきてくれた差し入れを食べていると、時間は午後5時になりました。

入院患者の夕飯の時間になったので、私たちにもほぼ同じ料理が運ばれてきました。

入院していた時と1つだけ違ったのがラップに包まれたおにぎりがあったことです。

これは陣痛に耐えながらでも食べやすいように配慮してあるものでした。

 

この日のメニューはなんとランチで食べたグラタンでした。

まさかのメニューが被りました。

さっき母が持ってきてくれたお菓子を食べていたのこともあり、グラタンを食べる気にもならなかったのでお腹がすいているという夫に少し食べていいよと言って食べてもらうことにしました。

 

夫はご飯をどんどん食べ進めていき、気付いた時にはおにぎりまで食べきり完食していました。

おにぎりくらいは残してくれるだろうと思っていたのに全部食べられました。

ラップに包まれているおにぎりは絶対に私のためにあったものなのに。

私が食べたいと言わなかったのも悪いですが、この時の夫にはちょっとムカつきました。

 

ご飯を食べ終わるとお腹がいっぱいになったことで眠気が襲ってきました。

長い闘いになるだろうし、私も休めるときに休もうと思い陣痛と陣痛の間に瞬間的に寝ることにしました。

するとそのせいで陣痛の間隔が5~7分あったのが10分ごとになり、陣痛が遠のいてしまいました。

このまま陣痛が遠のいて出産が遠のいてはいけないと思い、それからはいくら眠くても頑張って起きておくことにしました。

 

午後7時頃、トイレに行きたくなったのでお腹についている装置を一時的に外してもらいトイレに行き、そのついでに洗顔をしました。

洗顔をした理由は、その日化粧をしていたので汗で気持ち悪くなり汚れを落とそうと思ったのと部屋が暑すぎて少しでも涼しくなりたいと思ったからです。

 

この時10月だったのですが部屋の中はとても暑く分娩室の外の方が涼しかったです。

 

洗顔をし気持ちを切り替え、熱いので自分でうちわをあおぎながら陣痛に耐えていました。

 

本当は破水するまで1度に書きたかったのですが、かなり長くなってしまったので今回はここまで!続きは次回!