私の出産体験その5 出産後分娩室から病室に行くまで

午前1時26分に娘が生まれ赤ちゃんをお腹の上にのせてもらい初対面を果たした後は

赤ちゃんはまたすぐに別室に連れていかれ身長や体重などを測られていました。

 

身長 48センチ

体重 2,966グラム  でした。

 

その間に私は出産で裂けてしまった部分を縫合してもらっていました。

これが意外と痛かったです。

小声で「痛い」とつぶやいていると、先生から「でもさっきよりは痛くないでしょ」と言われました。

そりゃ陣痛に比べれば痛くないけど、糸が皮膚を引っ張るのでそれなりに痛かったです。

 

私の処置が終わると、洋服を着せてもらいおくるみにまかれた赤ちゃんが戻ってきて私の顔の横に赤ちゃんを置いてもらい、もう1度写真撮影をしました。

そしてそのまま分娩室で2時間、家族3人でゆっくりと過ごすことになりました。

 

はじめは赤ちゃんとの写真を撮ったり、家族に無事出産を終えたことの連絡をしたりしていましたが時間は午前2時を回っていたので私も夫も体力の限界が来て少し眠ることにしました。

 

そして午前4時ごろ、赤ちゃんは新生児室に連れていかれ私は病室に行くことになりました。

切迫早産で入院した時は大部屋生活が辛すぎたので今回は個室にしてもらいました。

 

病院に着いてからずっと分娩台の上にいたので、台から立ち上がる時は看護師さんと夫に少し支えてもらいましたが意外とすんなり立ち上がることができました。

看護師さんにはすごいと褒められました。

ふらついたり、立ち上がれなかったりする人が結構多いようです。

 

台から降りるとまずはトイレに行きました。

何時間もトイレに行っていなかったのですが、そこまでトイレに行きたいという感情はなかったです。

トイレに座るとさっき縫合してもらった箇所が痛みました。

おしっこをするときも傷にしみて少し痛いです。

トイレットペーパーで拭くときが一番痛かったかもしれません。

この痛みが早く引けばいいのですが、、、

 

そしてその後、約12時間ぶりに分娩室の外に出ることができました。

車いすで病室に向かっていると分娩室近くの待合で男の人が一人座って看護師さんから説明を受けていました。

どうやら奥さんがこれから出産のようです。

この日、私と同じ時間帯に分娩室に入っている人がどうやら3人ほどいたようでした。

看護師さん曰く、「今日は満月だから分娩が多い。」と言っていました。

満月の日に産気づくのはジンクスではなく本当のことのようです。

 

そんな話をしながら車いすで病室まで連れて行ってもらう間、産後の過ごし方について2点ほど看護師さんから説明がありました。

  1. お風呂は明日の検査で貧血でないことが確認できないと入浴できない
  2. 出産直後はおしっこに行きたい感覚が失われているので3時間おきにトイレに行くこと。

出産でめちゃめちゃ汗をかいたのですぐにでもシャワーを浴びたかったのですがそれはできませんでした。

 

そして2つ目のトイレ問題はかなり重要でした。

私が2カ月前に切迫早産で入院した際、一度トイレの床がおしっこまみれになっている時がありなんでこんなことになるんだと思ったことがありました。

でもあれは出産直後の人がトイレに行くタイミングが分からなくなり起きてしまったことなんだとこの時分かりました。

 

説明を聞きながら移動するとすぐに病室に着き、看護師さんとはここでお別れしました。

そして長い出産を一緒に戦ってくれた夫とも1度お別れです。

時間は午前4時30分ころでした。

そしてこの後は軽く体を拭き眠りにつきました。

 

こうして私の出産は無事終えることができました。

初産の平均出産時間は12~16時間と言われており、私も約12時間と平均的でした。

 

出産して思ったことは

妊娠・出産は本当に人それぞれですべて同じ人なんて絶対にいない。

命を生み出すって本当に大変で、命がけ。

命がけで産んだからこそ、自分の子供には格別の愛情を注ぐことができるんだと思いました。

 

これからの子育ての方が出産よりも何千倍も長い時間と体力、気力が必要になります。

初めての育児がうまくいくのか、不安しかありませんが夫とともに頑張っていこうと思いました。